なんとな~く試写会に応募したのが当たってしまったので、行ってきた。本木雅弘さんは、映画では実に久しぶり。
あんまり面白そうには思えなかったのだが、試写状を無駄にするのも勿体無いし、という程度の低い期待度で行ったのだが、やはりあまりにも他愛ない映画だった。ともかくストーリーが中途半端。「笑えて、泣けて、元気が出るロマンチック・ラブストーリー」というのが宣伝文句にあるのだが、ほとんど笑えないし、どう考えても泣けないし、元気が出るかと言われれば、これまた首を傾げざるを得ない。映像も平凡。要するに、テレビドラマでももうちょっと面白くできるだろうという印象だ。
本木さん演じる水島は悪くはないが、さほど魅力的でもない。リンシー役のヴィッキー・チャオがさすが中国の人気女優だけあって、ひとり気を吐いている。自然で生き生きとしているし、とても好感が持てる。もうちょっとストーリーが何とかなったらなあと残念だ。まったく個人的な意見だが、本木さんの恋人役の西田尚美さんが、どうもいけない。まったくテレビドラマの演技と変わらず、不自然さが目に付いて、薄っぺらい人物像にしか見えない。もっと葛藤を抱えた女性のはずなのに。彼らを取り巻く人物たちは、それなりに面白い設定でもあったのだが、それぞれが孤立して描かれているために、散漫な印象をぬぐえなかった。
冒頭の、本木さんが写真撮影取材を受けているシーンや、終盤のリンシーを水島が美しく変身させるところなどは、映像がなかなかよかったが、それ以外は特筆すべきこともない。
(2007.9.10 有楽町よみうりホールにて)
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