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第81回キネマ旬報ベスト・テン発表

注目のキネ旬ベスト・テンが発表になった。日本映画のベスト1は、予想通り『それでもボクはやってない』だ。周防正行監督は、監督賞、脚本賞も獲得している。素晴らしい!この作品は、おおかたの映画賞で揺るぎない評価を得るだろう。

日本映画のベスト・テンに選出された作品で、私が観ていないのは、第5位の『河童のクゥと夏休み』、第6位の『サイドカーに犬』、そして、第8位の『魂萌え!』の3作品。意外な気がしたのは、『しゃべれども しゃべれども』がかなり上位にランクされていることだ。

外国映画のほうは、観ているものが3作品しかないので、判断のしようがないが、私が全く共感できなかった『長江哀歌』がベスト・ワンか…

一番嬉しかったのは、文化映画で『ひめゆり』がベスト・ワンになったこと。この映画は、ドキュメンタリーという性格から、自分のベスト3に入れなかったものの、ある意味では2007年で最も感銘を受けた映画で、思い入れもあったので、ベスト1に輝いたことに感慨もひとしおだ。

主演女優賞は、麻生久美子さんに獲らせてあげたかったのだが残念!助演に関しては男優も女優も、もろ手を挙げて賛成できる。

■日本映画■
(1)『それでもボクはやってない』
(2)『天然コケッコー』
(3)『しゃべれども しゃべれども』
(4)『サッド ヴァケイション』
(5)『河童のクゥと夏休み』
(6)『サイドカーに犬』
(7)『松ヶ根乱射事件』
(8)『魂萌え!』
(9)『夕凪の街 桜の国』
(10)『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
次点『愛の予感』

■外国映画■
(1)『長江哀歌』
(2)『善き人のためのソナタ』
(3)『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
(4)『クィーン』
(5)『バベル』
(6)『やわらかい手』
(7)『ドリームガールズ』
(8)『ボルベール〈帰郷〉』
(9)『ゾディアック』
(10)『パンズ・ラビリンス』
次点『デス・プルーフinグラインドハウス』

■文化映画■
(1)『ひめゆり』
(2)『やーさん ひーさん しからーさん-集団疎開学童の証言-』
(3)『未来世紀ニシナリ』
(4)『いのち耕す人々』
(5)『終りよければすべてよし』
(5)『出草之歌 台湾原住民の吶喊 背山一戦』
(7)『有明海に生きて 100人に聞く、海と漁と歴史の証言』
(7)『カフカ 田舎医者』
(9)『花の夢-ある中国残留婦人-』
(10)『靖国』

■ そのほかの個人賞■
主演女優賞=竹内結子(「サイドカーに犬」「クローズド・ノート」「ミッドナイトイーグル」)
主演男優賞=加瀬亮(「それでもボクはやってない」「オリヲン座からの招待状」)
助演女優賞=永作博美(「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」)
助演男優賞=三浦友和(「転々」「松ヶ根乱射事件」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」)
新人女優賞=蓮佛美沙子(「転校生 さよならあなた」「バッテリー」)
新人男優賞=林遣都(「バッテリー」)
外国映画監督賞=ジャ・ジャンクー(「長江哀歌」)